実際の練習内容

実際に行う練習の内容ですがまず、「サックスは音量が小さい音は出しにくい」、ということです。
音量を大きく出すのに比べてです。なので小さく出すのではなく、大きく出せるようにしていきましょう。
特に初心者の頃は、練習する楽譜に集中しすぎて自分が奏でるサックスの音が聞こえていないパターンが多いです。なので初心者の頃から自分が出している音をしっかり聞いてみましょう。
音量は?音色は?さっきと比べて違いは?等吹いている音に注目して練習してみましょう。

目次

ロングトーン

まずはロングトーンを行います。音を伸ばす練習です。基本的には同じ音を何拍か伸ばすのですが、私の練習のモットーとして『楽しく』練習する、のが一番だと思っています。なので少し音を変えてロングトーンを行います。

上記画像のロングトーン1をまず行います。テンポは70付近でやってみてください。慣れてきたらオクターブを上げても行ってください。楽譜は2拍、2拍、4拍となってますが倍の4拍、4拍、8拍でやってみても良い練習になると思います。
ロングトーン2は低い音のロングトーンです。最初は出ずらい人がいると思いますが、出づらい場合はサックスの正しい低い音が出ている動画や音声などで低音の音がどんな音なのかをしっかり覚えてください。低い音がオクターブ上の音になってしまう方は、低い音がどのような音かわからない状態の方が多いです。
サックスは正しい運指をやれば必ずその音が出るとは限りません。自分のイメージしている音が出ます。なのでサックスの音をYouTube等で聞いてみましょう。

ロングトーンは低音、中音、高音域を満遍なくやりましょう。特に最初は低音域が疎かになってしまうことが多いので必ず低音域も行いましょう。

タンギング

タンギングはこちらhttps://kangi.jp/tonguing/の記事にも書いてありますが、初めて1ヶ月程はやらないほうが良いと思っています。ですがやってしまいたい方はやりましょう。

上記楽譜のタンギングの練習のところのテヌートと書いてある方をテンポを変えながら練習します。
最初は店舗80ぐらいから始めて、できたら徐々に上げていく感じです。
正しいタンギングは吹いている状態で実際に『トゥ』と発音します。そうすると自然に舌がリードに触れた後、舌がリードから離れます。タンギングは以下の記事も参考にしてください。

曲の練習

初心者の頃にやる1曲目の練習としてはOver the rainbowが私はおすすめです。
著作権の関係で無料で楽譜が載せられないため、以下URLで120円で販売しています。
Over the rainbow簡単バージョン
若干アレンジされていて、タンギングは無しで最後まで吹けます。
そして曲の練習をする際に必ず行ってほしいのですが、音階を歌いながら吹くということです。
上記URLのOver the rainbowだと最初の部分は「ドードーシソラシ-ド-」となります。これを吹きながら頭の中で歌います。
※吹いてるので声は出せません。

これをクセ付けていくと、一度吹けるようになった曲は中々忘れない、音名(ドレミ)と運指が結びつきやすくなる、音程感覚が身につく、曲を演奏している最中に運指を気にしなくて良くなる、等いいことが沢山あります。
特に曲を演奏している最中に運指を気にしなくて良くなる、は初心者の頃指が回らなくなることがあると思いますが、それは指ばかりに気を取られていると指は動きづらくなるからです。サックスは吹いている時、自分で指は見ることができません。見えないものに気を集中していると、動きづらくなりやすいのでそういった意味でも『歌う』ということに気を向けてみてください。感覚が変わっているはずです。
楽譜に集中しすぎるのも指が動きづらくなったり、テンポがずれてしまう原因となります。

曲の練習 〜番外編〜

曲の練習は知っている曲と、「知らない曲」も練習してみましょう。知らない曲をやることで楽譜の読み方や楽譜から音楽を読み取る能力があがります。
例えば、サックス2管でやるときのハモリのパート(メインのメロディではないパート)や全く知らない曲をやるときに役立ちます。

上記pdfは私が作成したメロディなので、皆様知らない曲となってます。8小節で1つの区切りとなっています。
是非練習してみてください。テンポは色々変えてやってみると良いと思います。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる